鈴木宗男 新党大地会報紙で決意表明「最後のドラマ作る」 他

新党大地代表の鈴木宗男氏は、新党大地会報紙「大地通信」を会員に送る際に添えた新年の挨拶状のなかで、2017年4月に公民権が回復することに触れ、「鈴木宗男の最後のドラマを作るべく、必ず男の勝負をする」と述べた。
新党大地代表の鈴木宗男氏は、いわゆる鈴木宗男事件のため、公民権が停止され、17年4月29日までは選挙権も被選挙権も失った状態にある。
15年に開催された支持者主催の「鈴木宗男を叱咤激励する会」で鈴木氏は、「自分の人生にはこれまで、2つの大きな戦い、そして奇跡があった。1度目は初選挙の昭和58年12月18日であり、2度目は逮捕後の選挙、平成17年9月11日である。いずれも勝利することができた。2年後、3年後には間違いなく衆議院選挙がある。その時には、3度目の奇跡を起こしたい」「真に公正で公平な社会、額に汗したものが報われる社会を作りたい。そして、ライフワークである北方領土問題に解決の糸口をつけて政治家としての役割を果たしたい」と意気込みを語っていた。
なお「大地通信」には、鈴木氏の娘でもある衆議院議員、鈴木たかこ氏と共に挨拶文を掲載している。以下、紹介する。

全文有り。

【モスクワ=遠藤良介】光学機器大手のニコンがロシアの国営テレビ系ケーブル局と提携した番組で、ロシア人写真家が北方領土国後島を撮影旅行の舞台とし、同島がロシア領であるかのように位置づけられていたことが分かった。番組は昨年12月に放送され、ニコンのプロ写真家向けウェブサイトなどでも紹介された。日本の有名企業が、結果として、ロシアによる北方領土の不法占拠を容認しているような印象を与える形となった。
問題の番組は、露ケーブル局「私の惑星」が制作した「写真探検『ロシア』。ニコンのレンズを通して」。10人の著名写真家がニコンの機材を携え、「ロシアの最も魅力的な風景」を求めて旅する内容だ。うち1人が国後島でさまざまな条件下の撮影を行い、自然の豊かさやニコン製品について語った。サイトに掲載された国後島の地図は、他のロシアの9訪問地と同列に扱われていた。
ニコンによると、この企画には同社現地法人が関与したが、内容は制作関係者と写真家に委ねられていた。同社では「今後はチェック機能を強化したい」とし、近くサイト上の企画も終了すると説明している。<<

日露首脳電話会談 安倍首相の非公式訪露を調整へ 他

[東京 22日 ロイター] - 安倍晋三首相は22日、ロシアのプーチン大統領と電話で会談し、大統領の訪日前に安倍首相が非公式に訪ロする方向で調整を進めることで一致した。2月中に東京で次官級協議を開き、首脳対話の準備をすることも確認した。
安倍政権はロシアとの関係強化を重視しており、北方領土の帰属問題を解決し、平和条約を締結することへの意欲を強めている。
このほか両首脳は、核実験を実施した北朝鮮問題について協議し、国連の場を含め両国が連携していくことで一致した。
(久保信博)

政府は22日の閣議で、日ロ関係担当大使のポストを新設し、直近まで駐ロシア大使を務めていた原田親仁氏を起用することを決めた。政府代表として、北方領土交渉などを担当する。
対ロ外交は、ウクライナ問題やシリア情勢の影響で難しい対応を迫られているが、安倍晋三首相はプーチン大統領と対話を重ね、領土交渉を前進させることに意欲的。今春の自身の訪ロや年内のプーチン氏来日の実現を目指す。
岸田文雄外相は閣議終了後、「領土問題をはじめ日ロ関係は最優先の外交課題だ。関係前進のため尽力してほしい」と記者団に語った。 
原田 親仁氏(はらだ・ちかひと)東大経卒。74年外務省に入り、欧州局長、チェコ大使を経て11年3月ロシア大使。64歳。東京都出身。(2016/01/22-11:46)<<

ロシア 択捉島への観光誘致の動き盛ん 他

ユジノサハリンスク栗田直樹】北方領土択捉島で観光客誘致の動きが盛んだ。ロシアメディアなどによると、島最大の企業である水産・建設業、ギドロストロイが昨年12月から旅行関連事業を本格化させ、豊富な温泉や自然を生かしたアウトドア体験などを積極的にPR。今年は約千人の観光客呼び込みを計画している。
ギドロストロイは同島紗那(しゃな)(クリーリスク)でホテル(38室)も経営。昨年12月、旅行業の新部門を立ち上げた。関連サイトでは「ギドロストロイ・ツアー」と銘打ち、温泉や登山、釣り、島の周遊などの観光コースを紹介している。
サハリン・クリール通信は、年末年始の休暇中、ロシア人やカナダ人ら10人が紗那に滞在したと報道。温泉やスノーモービル、スキーを楽しんだという。スポーツ用品のほか、乗用車やヨットなどもレンタルできる。
ロシアでは、ルーブルの下落で海外旅行の人気が下火になる中、「国内旅行」の位置付けとなる択捉島ツアーへの関心が高まっている。ギドロストロイは他の旅行会社と連携し、ロシア全土や欧米各国からの観光客誘致を進める考えだ。
一方、日本政府は北方領土への観光客流入は受け入れられない立場。特にロシア以外の第三国からの観光客は、ビザを取得する必要があり、ロシアの主権容認につながりかねないからだ。

【モスクワ時事】昨年12月に着任した上月豊久駐ロシア大使が19日、初の定例記者会見を行い「(日ロ)平和条約交渉の進展を図る上で、首脳・外相間の政治対話をさまざまな形で進めることに尽力したい」と意欲を示した。上月氏はモスクワ勤務4回目のロシア専門家。
日ロ関係をめぐっては、プーチン大統領の早期訪日が模索されているほか、安倍晋三首相が5月の主要国首脳会議(伊勢志摩サミット)前の訪ロを検討しているとされる。
上月大使は会見で、北方領土交渉では「ロシア内政の正確な把握が非常に重要だ」と指摘。2018年3月の大統領選に向けた動きなどを見極めつつ、交渉の前進を目指す考えを示した。また、中東および北朝鮮情勢を踏まえ、ロシアと国際問題で議論を深めたいと述べた。 (2016/01/20-07:18)<<

安倍首相 ロシア訪問に強い意欲示す

安倍晋三首相は15日の参院予算委員会で、自らのロシア訪問とプーチン大統領の訪日実現に強い意欲を示した。「ロシアとの対話は重要だ。私の訪ロとプーチン氏の訪日について、最も適切な時期を探っていく」と述べた。北朝鮮情勢やテロなど国際社会が直面する課題を挙げ「ロシアの建設的な関与を得ていくことが重要だ。さまざまな機会を捉えて対話を続けていく」と強調した。
北方領土問題に関しては「首脳間のやりとりなくして解決はできない。引き続き粘り強く交渉に取り組む」と語った。<<

安倍首相 GW中の訪露検討 他

安倍晋三首相は5月の主要国首脳会議(伊勢志摩サミット)に先立ち、4月下旬からの大型連休中に欧州を歴訪するとともに、ロシアも訪問する方向で検討に入った。自ら訪ロし、プーチン大統領との首脳間交渉で北方領土問題を前進させたい考えだ。政府関係者が14日、明らかにした。
北方領土交渉は首相が傾注する最大の外交課題の一つ。早期の大統領訪日を招請しているがめどは立っておらず、今年前半は両首脳が出席する国際会議の予定もない。このため、首相が直接、大統領との会談で、領土交渉前進に向けた決断を促す狙いがある。
首相は10日放送のNHK番組でも、ロシア訪問について「G7の議長国として建設的関与を求めていく上で、プーチン大統領と会って話をすることも重要だ」と述べ、意欲を示していた。 
首相は伊勢志摩サミット(5月26〜27日)の成功に向け、3月31日からワシントンで開かれる核安全保障サミットを利用して、オバマ米大統領と会談するほか、カナダ訪問も計画。大型連休には、英仏など欧州4カ国を訪れ、個別に協力を求める予定。訪ロは欧州訪問前後を検討している。訪問先は地方都市が挙げられており、ロシア側から開発協力への期待が強いウラジオストクなど極東地域なども取り沙汰されている。(2016/01/14-17:30)

4月の衆院道5区(札幌市厚別区石狩管内補欠選挙新党大地鈴木宗男代表が自民党候補の支援を表明したことで、5区補選を夏の参院選に向けた「オール野党共闘」のモデルケースとしたかった民主、共産両党は戦略の練り直しが迫られる。鈴木氏の動きの背景には、野党分断を狙った安倍晋三首相が昨年末から鈴木氏に接触し、大地の取り込みに成功したことがある。共産との連携に意欲を示す民主に「三くだり半」を突きつけることで存在感維持を狙った鈴木氏の思惑も重なった。
「北海道の皆さんに非常に高い支持のある新党大地が応援することは、大変喜ばしい」。菅義偉官房長官は13日の記者会見で、鈴木氏が自民党公認で5区補選に出馬する故町村信孝衆院議長の娘婿、和田義明氏(44)への支援を表明したことを歓迎した。
5区補選は、安全保障関連法成立後初の国政選挙。与野党参院選の前哨戦と位置付けており、首相が最も警戒していたのは、反安保を旗印に結集した「オール野党」が民主党推薦の池田真紀氏(43)を支援し、参院選に向けた統一候補擁立などの動きが全国で加速することだった。
先手を打ったのは首相だった。昨年12月28日、官邸に招いた鈴木氏を紅茶とケーキでもてなし、40分間にわたって会談。首相は「北海道で大地は大きな影響力を持っている」と鈴木氏を持ち上げ、選挙協力に強い期待感を示した。首相は「参院選の前に『オール野党共闘』の構図が崩れたことを世論に印象付ける意味は大きい」(自民党関係者)とみていた。
一方、保守層を支持基盤とする鈴木氏は、民共連携の動きを前に、5区補選で難しい判断を迫られていた。
関係者によると、鈴木氏は当初、2月ごろまで態度を表明せず民主に揺さぶりをかける構えだった。だが参院選に向け、共産党を含めた野党間での候補者調整が全国で進めば、民主が共産との連携を優先して党本部レベルで「大地切り」に動く可能性は高まる。逆に年明け早々に「民主切り」の先手を打てば、自民に最大限の「貸し」をつくった構図に持ち込める。<<

自民党 衆院道5区補選 大地の推薦歓迎 他

菅義偉官房長官は13日午後の記者会見で、衆院北海道5区補選(4月24日投開票)で地域政党新党大地」の鈴木宗男代表が自民党公認候補の推薦を表明したことについて、「与党として喜ばしい。与党候補の政策を見て判断されたのだろう」と歓迎した。 (2016/01/13-17:46)

【モスクワ渡辺玲男】ロシアのショイグ国防相は12日の国防省の会議で、クリール諸島(北方領土と千島列島)で建設している軍事関連施設について「年内にすべて完成しなくてはいけない」と述べ、整備を急ぐよう指示した。ロシア通信が伝えた。
ショイグ氏は昨年12月、北方領土の国後、択捉両島で計392の軍事関連施設を建設していると明言。軍関係者向けのマンションや学校などとみられる。ショイグ氏はこの日の会議で、北極圏でも軍事関連施設を増強する考えを示した。

菅義偉官房長官は13日午前の記者会見で、ロシアのショイグ国防相がクリール諸島(北方領土と千島列島)に建設中の軍事関連施設の年内完成に言及したことに関し「北方領土はわが国固有の領土だ」と強調した。
菅氏は「ロシア側に対し日本の考え方をしっかり伝えたい」と述べ、ロシア政府に対する抗議については「ロシア側の動向を注視しながらしっかり対応したい」と述べるにとどめた。

北方領土の歯舞(はぼまい)群島・秋勇留(あきゆり)島で12日、大規模な火災が発生した。約14キロ離れた北海道根室市納沙布(のさっぷ)岬から火の手が上がっているのが肉眼で確認され、根室海上保安部は「野火ではないか」と話している。
納沙布岬の近くで護岸工事中だった建設会社作業員、小藪明さん(62)によると、同日昼ごろから煙が上がり始め、午後2時ごろから炎が見えるようになった。秋勇留島には、以前は露国境警備隊が駐屯していたが、現在は常駐していないとされ、消火状況など詳細は不明。同島で生まれ育った猪爪節子さん(85)=根室市納沙布=は「数年前に墓参で島に行ったとき、兵隊さんが5、6人いたことを思い出した」と話した。【本間浩昭】

根室根室海保によると、12日に北方領土歯舞群島の秋勇留(あきゆり)島で発生した野火は13日午前2時ごろ、炎が見えなくなった。鎮火したとみられる。
同島から13・7キロ離れた納沙布岬からは、草地が焦げ、島の約半分が黒っぽくなっている様子が確認された。岬にある北方領土問題啓発施設の北方館によると、12日正午ごろの火災発生後、ロシア人が消火活動をしている様子は見られなかったという。島にはロシア国境警備隊が常駐するだけで、一般住民はいない。<<

自民・高村副総裁 ラブロフ外相と会談 他

【モスクワ渡辺玲男】ロシアを訪問中の高村正彦自民党副総裁は12日、モスクワでラブロフ外相と会談した。高村氏は、安倍晋三首相からプーチン大統領への親書を伝達。プーチン氏の来日実現に向け、政治対話を活発化させることを確認した。
高村氏は会談冒頭、安倍首相がこれまでプーチン氏と12回の会談を重ねてきたことを挙げ、「首相は、両首脳の間で日ロ関係を飛躍的に発展させようという決意を持っている」と強調。北方領土問題の解決を含む平和条約の締結が、日ロ関係のさらなる発展につながると訴えた。
ラブロフ氏は両国間の政治対話が活発化しつつあると評価した上で、「(日本側が)人工的な障壁をつくらず、ロシアとの関係をすべての分野で進める用意があることを期待している」と指摘。プーチン氏の訪日については「適切な時期」の実現に向け調整を続けることで一致した。

安倍晋三首相は12日午前の衆院予算委員会で、米軍普天間飛行場沖縄県宜野湾市)の名護市辺野古への移設問題をめぐり、鳩山由紀夫元首相を“迷走の始まり”と揶揄した。
民主党大西健介氏は、島尻安伊子沖縄北方担当相について、文部科学省傘下の独立行政法人から補助金を受けた島尻氏の夫経営の専門学校から300万円の寄付金を受けていたことや、過去の発言が変節しているなどと指摘。「大臣の資質を疑問視する声がある」「夏の参院選で島尻氏が落選しても、辺野古移設は進めるのか」などと迫った。
これに対し、首相は「誹謗中傷だ。大臣として職責を果たしていただく」と強調。さらに「安全保障に関わることは国全体で決めることだ」と述べ、沖縄県内の選挙は移設計画に影響しないとの考えを示した。
その上で、首相は「民主党政権は(移設先を)『最低でも県外』と打ち上げて、結果は『学べば学ぶほど抑止力を理解した』と御党の党首が言った。さまざまな選択肢を検討して、『辺野古しかない』と言ったのは御党の首相であり党首だ。まさにそこから迷走が始まった」と鳩山氏を切り捨てた。

共産党山下芳生書記局長は12日の記者会見で、政治団体新党大地が4月の衆院北海道5区補選で自民党公認候補の支援を明らかにしたことについて、「新党大地イコール自民党だということがはっきりした」と述べ、対応を批判した。
大地は補選で、野党統一候補の擁立を目指す民主、維新両党などとの協議に加わっていた。だが、大地の鈴木宗男代表は共産党を含む連携に反発し、9日の会合で自民党公認候補を推薦する意向を表明した。
補選では、民主党系の候補が無所属での出馬を表明。共産党は安全保障関連法廃止などで民主党などと合意した場合、擁立を発表済みの党独自候補を取り下げる意向を示している。<<