自民・高村副総裁 ラブロフ外相と会談 他

【モスクワ渡辺玲男】ロシアを訪問中の高村正彦自民党副総裁は12日、モスクワでラブロフ外相と会談した。高村氏は、安倍晋三首相からプーチン大統領への親書を伝達。プーチン氏の来日実現に向け、政治対話を活発化させることを確認した。
高村氏は会談冒頭、安倍首相がこれまでプーチン氏と12回の会談を重ねてきたことを挙げ、「首相は、両首脳の間で日ロ関係を飛躍的に発展させようという決意を持っている」と強調。北方領土問題の解決を含む平和条約の締結が、日ロ関係のさらなる発展につながると訴えた。
ラブロフ氏は両国間の政治対話が活発化しつつあると評価した上で、「(日本側が)人工的な障壁をつくらず、ロシアとの関係をすべての分野で進める用意があることを期待している」と指摘。プーチン氏の訪日については「適切な時期」の実現に向け調整を続けることで一致した。

安倍晋三首相は12日午前の衆院予算委員会で、米軍普天間飛行場沖縄県宜野湾市)の名護市辺野古への移設問題をめぐり、鳩山由紀夫元首相を“迷走の始まり”と揶揄した。
民主党大西健介氏は、島尻安伊子沖縄北方担当相について、文部科学省傘下の独立行政法人から補助金を受けた島尻氏の夫経営の専門学校から300万円の寄付金を受けていたことや、過去の発言が変節しているなどと指摘。「大臣の資質を疑問視する声がある」「夏の参院選で島尻氏が落選しても、辺野古移設は進めるのか」などと迫った。
これに対し、首相は「誹謗中傷だ。大臣として職責を果たしていただく」と強調。さらに「安全保障に関わることは国全体で決めることだ」と述べ、沖縄県内の選挙は移設計画に影響しないとの考えを示した。
その上で、首相は「民主党政権は(移設先を)『最低でも県外』と打ち上げて、結果は『学べば学ぶほど抑止力を理解した』と御党の党首が言った。さまざまな選択肢を検討して、『辺野古しかない』と言ったのは御党の首相であり党首だ。まさにそこから迷走が始まった」と鳩山氏を切り捨てた。

共産党山下芳生書記局長は12日の記者会見で、政治団体新党大地が4月の衆院北海道5区補選で自民党公認候補の支援を明らかにしたことについて、「新党大地イコール自民党だということがはっきりした」と述べ、対応を批判した。
大地は補選で、野党統一候補の擁立を目指す民主、維新両党などとの協議に加わっていた。だが、大地の鈴木宗男代表は共産党を含む連携に反発し、9日の会合で自民党公認候補を推薦する意向を表明した。
補選では、民主党系の候補が無所属での出馬を表明。共産党は安全保障関連法廃止などで民主党などと合意した場合、擁立を発表済みの党独自候補を取り下げる意向を示している。