鈴木宗男氏 ネットコメントに「私の考え、思いを正確に受け止めて」

ロシア通で知られる日本維新の会鈴木宗男参院議員(74)が13日、自身のブログを更新した。


ロシアによるウクライナ侵攻が始まってから7カ月以上が経過したが、終結の見通しは立たない。鈴木氏の考えを報じるネット記事に対して批判的なコメントが多いことを踏まえ、同氏は「ムネオ日記をきちんと読んで反応してくれるのなら良いが、一方的な思い込みで書き込む人も中にいる」、「人それぞれ考えがあって当然だが、私の考え、思いを正確に受け止めて、その上でものを言ってほしい」とつづった。


「歴史は積み重ねであり、その事実に基づいて新たな歴史は刻まれて行く。 いつも言うことだが、紛争、戦争には双方言い分がある。先の大戦でも日本が先に戦争を仕掛けた。日本には日本の言い分があったのである」とした上で、「ウクライナ『善』、ロシア『悪』という構図にはならない。なぜこういう事態になったのかその原因を考えることも大事ではないか」と問題を提起する。


11日夜には先進7カ国(G7)首脳がオンラインで緊急会合を開き、ロシアを非難する声明を出した。「批判や非難よりも特別軍事行動、停戦させることが主要国の役割ではないかと思うのだが」とする同氏は、「武器を供与し、資金援助すれば紛争は長引き、子供、女性、お年寄りが犠牲になるのである。 それぞれ世界でたった一つの尊く重い命である。亡くならせたり、失ってはならないのである。そのことを何故考えないのか。政治の究極の目的は世界平和である。責任ある対応が今求められていると考える。」と続けた。


第二次世界大戦での日本の被害に思いをはせ「日本の歩んだ悲惨な道をウクライナにはさせてはいけないし、同じ過ちをしてほしくないと願ってやまない」とし、「こうした私の思いを正確にとらえてコメントなりネットに投稿して戴きたい。私はきちんと対応するので堂々と名を名乗って戴ければ尚幸いである」とつづった。