鈴木宗男氏 ロシアのウクライナ侵攻「つじつまの合わない話が沢山」「公平ではない」

日本維新の会鈴木宗男参院議員(74)が3日、自身のブログを更新した。


ロシアによるウクライナ侵攻が始まってから半年以上が経過した。鈴木氏は元外交官で作家の佐藤優氏と情報交換する中で、「報道を見る時、ウクライナ側発表のニュース量は圧倒的に多く、ロシア側発表のニュース量が少ないと感じる」という思いをつづった。


1日に国際原子力機関IAEA)が、ロシア軍が占拠するウクライナ南部ザポロジエ原発に到着。ウクライナ国営企業が同日に、ロシア軍がザポロジエ原発の敷地内に砲撃を行い、稼働中だった5号機の緊急保護システムが作動したと発表した。これに対し、ロシア側はウクライナ軍から砲撃があったと主張している。


これを受け、鈴木氏は「IAEAの専門家が調査に行くのは、プーチン大統領も承認している。しかもロシア側が占拠しているところをロシア軍が砲撃するとは到底考えられない。どう考えてもつじつまの合わない話がウクライナ紛争では沢山ある」とし、「この現実的でない話が、ウクライナが『善』、ロシアが『悪』と分けられている。この受け止めは正しいのだろうか。私は公平ではないと思う。正しくない情報で判断してはいけないとつくづく思うものである」と持論を述べた。