政府 プーチン大統領来日断念

安倍政権はロシアのプーチン大統領の秋の来日を断念せざるを得ないとの判断を固めた。ウクライナ情勢でロシアと対立する米国の理解を得られなかったため。複数の日本政府関係者が22日、明らかにした。安倍晋三首相は今後の米ロ関係の推移を見ながら、来年春以降で再調整する意向。代わりに11月の北京でのアジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議に合わせた日ロ首脳会談の開催を目指すが、北方領土交渉の停滞は避けられない見通しとなった。
関係者によると、首相はオバマ米政権がプーチン氏来日を見合わせるよう日本に求めていることなどを考慮した。<<