択捉島に新空港完成 / 鳩山由紀夫 北京外国語大学名誉教授就任

ユジノサハリンスク栗田直樹】北方領土択捉島で建設中だった新空港「イトルゥプ(択捉)」の施設が完成した。サハリン州政府は早ければ9月末に開港式を行う考えで、今年中の全面開業を目指す。開港式にはロシア政府の閣僚級の出席が取り沙汰されており、北方領土の実効支配をあらためて誇示する狙いがありそうだ。
新空港はロシア政府主導のクリール(北方領土を含む千島列島)社会経済発展計画(2007〜15年)の一環で、「旧ソ連崩壊後、ゼロから建設する最初の空港」(政府高官)という。択捉最大のまち紗那から約8キロ東にあり、滑走路は全長2300メートル。総工費約150億円を投じ、最新鋭の誘導装置を備える。四島最大の企業で建設・水産業ギドロストロイが07年から工事を始め、当初10年の完成予定は4年遅れた。
北方領土を事実上管轄するサハリン州のホロシャビン知事は22日、択捉島を訪れ、新空港や建設中のディーゼル発電所など開発状況を視察。知事は新空港の早期開業を指示した上で、新しいクリール発展計画(16〜25年)に触れ、「新発展計画は近く政府で承認される。<どうしん電子版に全文掲載>

8月21日から25日まで中国を訪問していた鳩山由紀夫氏が公式HPで訪問中に行ったことを報告した。文章はスタッフ・H氏によるものである。
訪中の主な目的は、幸夫人の母・橋本秀子さん(現在95歳)が、75才頃に自費出版した本が中国語に翻訳・出版されることとなり、その出版記念会に参加すること。そして、河南省・登封市での嵩山フォーラムでの講演のため。
また、北京外国語大学の日本学研究センターで鳩山氏は同大学の名誉教授に任命されたという。公式Facebookには訪中時の写真も掲載され、幸夫人の姿も見ることができる。
鳩山氏は唐家セン元国務委員と会談をしたが、その際に同氏から言われたのは、日中関係の根本的な問題が「相手を敵と見るか、友人と見るか」ということ。そして「ボールは日本側にある」と言われたようだ。つまり「日本の対応次第だ」と言いたいようである。<<