参院選 自民道連会長 鈴木親子の自民党復党を警戒 / 鳩山由紀夫 謎のツイートが話題に 他

鈴木宗男代表に成り代わりましてのお願いです」。新党大地衆院議員鈴木貴子(27)は11日、道選挙区に立候補した浅野貴博(35)の応援でオホーツクから十勝を遊説、「ムネオの娘」と書かれたたすきを掛け、絶叫を繰り返した。
昨年の衆院選道7区(釧路、根室管内)で敗北、6月に石川知裕議員辞職により比例代表道ブロックで繰り上げ当選した貴子は参院選で早速、公民権停止中の父宗男に代わり浅野や比例候補の応援にフル稼働している。
一方、7区では、同区選出の自民党道連会長伊東良孝(64)と鈴木親子の神経戦が始まっている。伊東は6月、上京した地元農協幹部に息巻いた。「鈴木宗男は貴子を自民党に入れ、コスタリカにしようとしている。そんなの許さん」
コスタリカとは、同じ党の候補競合を避けるため1人を小選挙区、もう1人を比例代表名簿上位に登載し、選挙ごとに入れ替える方式。伊東は、宗男が貴子再選に向け自民党入党を画策していると勘繰っている。
伊東の警戒には訳がある。宗男が衆院初当選同期で旧知の衆院議長伊吹文明(75)に、昨年暮れまで伊吹が率いた自民党二階派に貴子を入れてほしいと求めた―とのうわさを耳にしたのだ。真偽は定かではないが、「(二階俊博ら)派閥の上の反対で駄目になった」と二階派若手。伊東周辺は「自民党入りは絶対阻止する。道連会長続投もそのためだ」と力む。
宗男は「衆院選はまだ先。何を今から神経質になってるんだ」と伊東のいらだちを意に介さず、大地は参院選脱原発など自民党と距離を置く公約を掲げている。宗男は自民党時代、7区(当時13区)で新進党から復党した北村直人とのコスタリカを受け入れた。釧根に再び2人の自民党衆院議員が生まれる可能性は現実味を帯びるのか? 地元の関心は参院選後に向く。(敬称略)

あくまで噂。

歌手の松山千春(57)が10日、参院選(21日投開票)で東京都内や千葉県内を新党大地の応援で遊説に回った。同党は将来的な原発ゼロを訴えているが、千春はあえて「原発は再稼働すべき」と原発推進派ともとられかねない持論を展開。その真意は――。
猛暑の中、街頭に立った千春は「春のコンサートが終わって、休養しようと思っていたら、応援に駆り出され、しかもこんなにクソ暑い。みなさんは髪があるからまだいい。我々、ハゲは直射日光をもろに浴びる。すっかりゆでダコです」と聴衆を笑わせると一転、シリアスモードに突入して「今回の選挙で唯一、争点になりそうな原発問題で一つ言いたいことがある」と切り出した。
自民党原発の安全性を確保したうえでの再稼働に前向きであるのに対し、野党は「2030年代のゼロ」や「即時廃炉」などで意見は対立している。千春は「私も原発には不信感もあるし、将来的にはゼロに近づけるべきだと思っているが、即ゼロだ、廃炉だと言っている党はぜひやってもらいたい。現時点で日本も米国も欧州も廃炉にする技術を持っていない。ひきょうな話なんですよ」と指摘する。
そのうえで千春は、原発再稼働をめぐって、反対一色になっている事態を不安視する。
「こんなこと言ったら票が減るのは分かってるが、安全基準を満たしたものは再稼働して、原子力の開発・研究をすべき。今、若い人の間で研究者のなり手がいなくなっている。原発を動かし、原子力政策に強い人間をたくさんつくって、原子力をコントロールできるようになって、初めて福島も救える。将来を考えた時にはこれが最良の策」
どの党も原発問題の核心は避け、具体性に欠けるキレイ事ばかりが叫ばれる中、あえて“千春節”で現実的な対応策を提示した格好だ。

7月11日午後11時30分、鳩山由紀夫元首相がつぶやいた「今から何をやるんだか、わからないけど、やるぞー」というツイートが話題を呼んでいる。ツイート直後から「どうした?」「お願いだからやめて」など多くの反響を呼び、翌12日正午の時点でリツイート数は1万件を超え、さらにその数を増やし続けている。
この謎のツイート、鳩山元首相の発言だけに、すわご乱心か!?と多くの人が反応したが、もちろん真相はそうではない。
この日、鳩山元首相はスマホ向け放送局「NOTTV」(ノッティーヴィー)の生番組『#エンダン』にゲスト出演。SNSを使って視聴者とつながりながらトークを展開する番組で、「最近あまりつぶやいていない」と元も子もない発言をした鳩山元首相。メインMCのやついいちろうに「じゃあ、今つぶやきましょうよ」と促されてツイートしたのが「今から何をやるんだか、わからないけど、やるぞー」というつぶやきだ。
慣れないバラエティ番組への出演、ましてや生放送という状況でのこのつぶやきは、実にポジティブな言葉に響く。ところが事情を知らない人たちには、何をしでかすつもりだ?と不安を募らせる意味合いで受け取られたのは、鳩山元首相のキャラクターならではの珍事件といえよう。
この日の生放送では、「今まで見せることがなかった自分を知ってもらいたい!」という鳩山元首相の希望で、首相時代のエピソードや、幸夫人とのなれそめなどを披露。さらに視聴者から「AVとか見ますか?」という質問がツイートされると、「まったく見ないわけないですね」とぶっちゃけ発言。好きなジャンルを「熟女」と答えて、やついに「熟女じゃ同い年でしょ!」とツッコまれると、スタジオは爆笑に包まれた。また、鳩山元首相が「会いたかった」という物まね芸人・鳩山来留夫と一緒にカラオケで十八番の「おふくろさん」を熱唱するひと幕も。
「今から何をやるんだか、わからないけど、やるぞー」という冒頭の発言を“ブレる”ことなく実行し、やり切った鳩山元首相。誰も見たことのなかった姿をさらけだし、やついから「バラエティ番組のオファーがくる」と評価された鳩山元首相の今後の活動に注目だ。
この日の模様は14日(日)深夜2時から再放送予定。また、TV LIFE Web連載で詳細な収録ルポを近日公開予定。
(以下略)<<