鳩山由紀夫 今後を語る

政界を引退した鳩山由紀夫元首相が30日、あいさつ回りで日高管内入りした。地元新聞社で鳩山氏は、今後の活動について「政治活動を通じて人脈を内外につくらせていただいた。これから国、地域のために恩返しさせていただこうと考えている」と話した。
鳩山氏は「東アジア共同体研究所、その下に友愛フォーラムの運営をさせていただきたい。東アジアをめぐっては、中国、韓国と、もっと協力的に連携し、(現在起きている諸問題についても)早く解決させて、元の社会に戻していかなければいけない」との思いを述べた。そのためにも「研究だけでなく行動する部隊に」と言い、事務所を東京と室蘭に構える意向を示した。
また、「北海道にはさまざまな人脈があり、地元の問題に関してもお役に立てれば」とし、ロシアとの北方領土問題については、信頼関係の構築を課題に挙げた。
東アジア共同体構想の実現に向けた拠点として「沖縄県が良いと思う。米軍再編問題で私がご迷惑を掛けてしまった、自分なりの思いを皆さまと協力してやらせていただきたい」と述べた。

東アジア共同体推進が恩返し。