田中真紀子文科相 「突破口開いた」と強調

文部科学省の大学設置認可制度を見直すための有識者検討会議が21日開かれ、提言の取りまとめを来月以降に持ち越すことを確認した。検討会議を発足させたものの、結論を見届けずに去る田中真紀子文科相は「突破口は開いた。政権交代後も議論を発信していくことが重要だ」と強調した。
この日は財務状況の透明化や認可基準の細分化などを議論。政権交代後のスケジュールは不明だが、文科省は新政権下でも議論を続ける方針。
田中文科相は会合後に記者会見し「大学へのチェックが働いていないことに政治家の意識がなかったが、問題提起することが職責だ」と語った。<<