インタビュー中で2007年4月〜5月頃にドワンゴで配布されていた鈴木宗男の着ボイスの件が触れられていました。ニコニコ動画の政治絡みの取り組みの中でも初期の事例だったためですね。
2006年に東京ピストルが鈴木宗男氏にDJをさせた事と合わせて、どういう人達が後年にムネオハウス/DJムネオのネタをコスっていたのかが分かるエピソードだと思います。
なんでこんなに、本当の報道機関みたいなのをやっているんだろう
「政治へのスタンスは、最初からひどかった」と笑う。ニコ動が最初に政治家に関わったのは、鈴木宗男さんの着ボイス「ムネオボイス」を配信した07年。鈴木さんの動画や音声をリミックスした「ムネオハウス」や「ムネオラップ」といった動画の人気を受け、本人にアプローチしたという。
都知事選に出馬し、過激な政見放送が話題になった外山恒一さんの動画が人気を集めると、外山さんに接触して着ボイスを配信。07年7月には小沢一郎さんがニコ動に初出演。「小沢さんがニコ動に出たら違和感があって面白いというだけの理由で」でアプローチし、「着ボイスと一緒に営業をかけていた」という。
それが「途中から、僕らの思惑を外れて、だんだん大事になっていった」という。「なんでこんなに、本当の報道機関みたいなのをやっているんだろうと、僕らもびっくりしている。党首討論も、(政治報道として)一流の仕事だと思うが、なんでこういうことやっているんだろうという違和感は、僕ら自身も持ちながらやっている」
(後略)
「ネットはリアルにどんどん浸食されている」――ニコ動6周年 川上会長に聞く、リアルに投資する理由 (3/4) - ITmedia ニュース
- 鈴木宗男氏のボイスを「ムネオボイス」として 「dwango.jp」各サイトで 4 月 27 日より配信開始 (ドワンゴプレスリリース, PDF)
- 鈴木宗男 収録風景 (ニコニコ動画, 権利者削除済)
当時公開されていた録音風景の動画(削除済み)と宣伝に使われていたバナー。「着ボイスを着うたにアレンジした『ムネオうた』/『ムネオうたフル』」なんていうのもあったみたいですが、どれくらいDLされたんでしょうね。音源どこかに残っていないもんでしょうか。