田中真紀子 陳謝 衆院外務委ようやく正常化へ / 日ロ外相会談開催

田中真紀子衆院外務委員長は12日の理事懇談会で、昨年12月の経済連携協定(EPA)の強行採決をめぐる委員会運営について「反省している」と陳謝した。野党はこれを受け入れ、今国会開会後、一回も開催されていなかった外務委は3カ月近くたって、ようやく正常化される見通しとなった。
早ければ来週にも委員会が開かれる見通し。与野党の意地の張り合いで委員会が開かれない状態が続いたことは立法府の責任が問われそうだ。
外務委は昨年、ペルーとのEPAをめぐり、野党が採決見送りを求める中、田中氏が職権で委員会を開会。自民、公明、社民各党が欠席したまま与党の賛成で可決した。

【ワシントン横田愛玄葉光一郎外相は11日夕(日本時間12日午前)、ロシアのラブロフ外相との会談で、北方領土問題についてプーチン首相が5月に大統領に就任した後、政府間で議論を進めることを確認した。
玄葉氏は「5月以降、これまでの両国間の諸合意、諸文書、法と正義の原則にのっとり議論を本格化させたい」と伝え、ラブロフ氏も了承した。両外相は1月に東京で会談した際、大統領の正式就任後に領土交渉を本格化させることで合意しており、同行筋は「具体的な協議の方法は今後議論する」と述べた。
また、ラブロフ氏は野田佳彦首相と玄葉氏のロシア訪問を改めて要請。玄葉氏は「適切な時期に訪問する」と答えた。<<