松山千春 暴力団排除条例に吠える 他

私は今、日本国憲法を持ち歩く日々を送っています。日本国憲法の中には『一部の国民とは付き合うな』とか『飲食を共にするな』という文字は一行も入っていません。まして、国家権力が、一部の国民を取り上げいじめてもいい、などという言葉も入っていません。
もちろん私自身、暴力団を擁護する気持ちは全くないし、暴力団はいなくなった方がいいと思う。みなさんも当然、そう思っていると思います。しかし、よく考えてみてください。北海道から沖縄まで、すべての都道府県の条例で『排除しろ排除しろ』って。では、そういった人たちを一体、どこに排除しろというんですか?
確かに、暴力団など反社会的な人たちを、この社会から排除したいという気持ちは分かります。だけど、その前に、何で、みんなと仲良く頑張ろうという気持ちにならないんですか?
暴力団排除条例』に限らず、『暴対法』もそう。悪いことは排除すればいいと、とにかく排除することばかり言っているが、その前に何で更生する道を探ろうとしないのか? 彼らには更生の道はないのか?
暴力団には悪い人間も多いかもしれないが、そういった人間を更生させるのも我々、人間社会じゃないですか。
私たちは、みんな血の通った人間なんです。腐ったリンゴなんかじゃないんですよ。何でもかんでも腐ったものは排除しろ排除しろじゃ、解決の糸口にはならない。
日本国憲法第14条では基本的人権が謳われ、全ての国民は平等に暮らせることが定められています。今回の条例は、その基本的人権さえ傷つけてしまっている。本来、どんな犯罪に対しても平等に裁かれなければならないはず。日本は法治国家なんですから。
私は、正義は、いつも国民の中にあると思っているし、これからも、そうあるべきだと思っている。

以上本人の弁。なお、2007年に問題となった会津小鉄会の会合への出席報道の際、松山千春氏は「個人的な参加で報酬も貰っていない」と付け加えた上で「他の暴力団も含めて過去に数回、会合に出席している」と取材に答えています。
また鈴木宗男氏は「警察による密告だ」と報道のあり方を批判していました。

北方四島の元住民らでつくる千島歯舞諸島居住者連盟の小泉敏夫理事長らは4日、首相官邸野田佳彦首相と会い、「息の合った対話をしてほしい」と述べ、ロシアを早急に訪れてメドベージェフ大統領と会談するよう要請した。首相は領土問題解決に向けて「一生懸命やる」と述べた。

記録として。