国後島沖邦人漂流騒動 続報

【モスクワ共同】ロシア国境警備隊北方領土国後島沖で日本人男性クリヤマ・ケイスケさん(漢字不明、1974年生まれ)を拘束した問題で、在サハリン州ロシア外務省代表部のノソフ代表は23日、クリヤマさんは漂流していただけで国境侵犯の意図はなく「犯罪者とはみなされていない」と述べた。共同通信の取材に明らかにした。
ノソフ氏によると、ロシア側は当初、クリヤマさんが領海内に入った理由が不明だったため拘束したが、事情聴取の結果、潮に流されていたところを「事実上救助された」もので、国境侵犯の意図はなかったことが分かったという。

ユジノサハリンスク大能伸悟】北方領土国後島沖で21日、ゴムボートに乗っていた日本人男性クリヤマ・ケイスケさん(37)=漢字不明=がロシア国境警備局に拘束された問題で、クリヤマさんがロシア当局の事情聴取に「強風で流された」と説明していることが23日、分かった。
ロシア側関係者は、国後島北海道新聞通信員の取材に対し、「クリヤマさんは近日中に送還される」と述べ、クリヤマさんが近く釈放されるとの見通しを示した。

北方領土へのビザなし渡航の日本側第6陣に参加し、22日に帰港した民主党田城郁参院議員が北海道根室市で会見し、別に日本人男性1人がロシアのビザを取得して北方領土入りしていることを明らかにした。男性の氏名など詳細は不明。

災害ボランティア担当の首相補佐官を務めている辻元清美氏(51)が23日、自由報道協会が主催する会見に登場。被災地で医師を騙って治療行為をしていた男性に対して「いいかげんにせえよ!」と怒りを露わにするなど、トレードマークの関西弁を交えつつ熱弁を振るった。震災から5か月を経て、被災地でのボランティア活動状況や、ボランティアに関わる政府の取り組みなどについて、主にフリーランスの記者団からの質問に答えた。

ニセ医者問題だけでなく会見全体をカバーした記事のため内容盛り沢山。動画も有り。