択捉島墓参団 同行レポート

択捉島留別村の海岸に上陸、猟銃を携えた3人のロシア人ハンターに先導され、腰の高さほどある草を踏み分けて歩くこと20分。留­別墓地に着いた北方領土墓参団は、ハンターがヒグマを見張る中、慰霊祭を行った。今回、訪れた墓地は択捉島中央部の留別、ポンヤ­リ、オダイベケの3カ所。島内には日本人墓地が17カ所あり、留別墓地を訪れるのは7年ぶり。元島民やその2世ら23人が参加し­た。砂地にある墓地は地形が少しずつ変化するため、墓標を探すのも困難な状況。集落の面影もほとんど残っていない。北海道根室市­の北東150キロにある択捉島の長さは204キロ、総面積3184平方キロの細長い島。鳥取県に匹敵する広さがある、日本最大の­島だ。(鈴木健児撮影)

前回訪問団のレポート。動画有り。