サイゾー 2002年4月18日発売号 中濃用語辞典にムネオハウスが掲載される

巻頭の方の連載 中濃用語辞典 のコーナーの9個目のトピックス(p13下段)で「MUNEO HOUSE」を「ムネオはクラブ・カルチャーの利権にも食い込んでいた!?」
の見出しで紹介。内容はブレイクまでの歴史、曲のレベルの高さ・オモシロさの解説など。画像にはMY BESTを使用(表情が良いからね)。

ムネオはクラブ・カルチャーの利権にも食い込んでいた!?

鈴木宗男議員をめぐる数々の疑惑のなかでも、その抜群のネーミングで万人の記憶に殿堂入りしたあの「ムネオハウス」が、いまやクラブ・ミュージックの潮流となるかの勢いで急成長している事実をご存じだろうか?
そもそもは、宗男問題が盛りし2月半ばに『2ちゃんねる』のテクノ板で「アシッドハウス=ムネオハウス」なるスレッドが立てられたことが発端。これが「ムネオハウス」という架空の音楽ジャンルを定義づける議論に発展し、「国後島=日本のイビザ」を主張する名言が飛び出すと、ついにムネオの肉声をサンプリングしたトラックが発表されるに至った。
こうなったらもう止まらない。多くの「職人」がこぞって曲を作るようになり、それに追従するかたちでFLASHアニメを使用したプロモーション・ビデオやムネオの写真を巧みに加工したCDジャケット、松山千春が寄せた偽のライナーノーツまでが製作され、ムネオハウスの世界観を大きく形づくっていくことに。
しかし、これがただのお遊びでないのは曲を聴けば歴然。たとえば証人喚問での辻元清美の速射砲にムネオが応戦する緊迫の一部始終をサンプリングし、ドラムン・ベースの陰と陽で巧みに描き分けた"Sougou_Shousya"や、ムネオの男泣き離党会見をトランスがドラマティックに盛り上げる"Tears-Ritou mix-"、私設秘書ムルアカが「コンニャロ!」「コノ国ドウナッテルンデスカ!」と絶叫しながら報道陣に詰め寄る恐怖のハードコア・テクノ"MURU-CORE"など、そのバリエーションは驚くほどに多芸でクオリティが高い。それだけでなく、1曲1曲が痛烈な政治風刺として伝わってくるメッセージ性の強さも、根強い人気を支えているようだ。
現在のところ曲数は60を超え、専門のクラブイベントが開かれるまでに大発展しているムネオハウス。この「元ネタ」である、史上最悪の政治汚職問題がいつまでも続くかぎり、ムネオハウスはそのビートを力強く刻み続けるのだろう。
(小笠原 格)
小笠原格 「中濃用語辞典9 MUNEO HOUSE」 『サイゾー』 2002年5月号 (インフォバーン 2002) p.13

と分析されております。書いた時期が早かったらしくイベントに関しては開催されるということにしか触れていません。
用語解説のほうは

1.<デジタル音楽の1ジャンルであるハウス(アシッドハウス)と「ムネオハウス」の名称を引っ掛けた洒落>であると同時に、<政治・マスメディアに対するアイロニー>を込めた地下音楽活動
2.詳しくは以下、MUNEO HOUSE INFORMATIONSへ http://www.remus.dti.ne.jp/~yomo/index.html
小笠原格 「中濃用語辞典9 MUNEO HOUSE」 『サイゾー』 2002年5月号 (インフォバーン 2002) p.13

と少々まる投げ気味。
そんな感じでした。実際確かめた方が早いんで各自でご確認ください。

#アスキーネットJは近くの本屋で売ってなかったので、また今度にして下さい〜