ここにきて「田中真紀子」が復活か…? ウクライナ危機のウラで政界を揺らした「仰天の発言」

小泉政権の看板として一世を風靡した元外相・田中眞紀子氏。'12年に政界を退いてからは隠居生活を送ってきたが、ロシアのウクライナ侵攻をきっかけに「再起動」して、激震が走っている。


「侵攻開始から4日後の2月28日午後、眞紀子さんはウクライナ大使館と隣国のポーランド大使館を相次いで訪れ、両国の大使と会談。その後、外務省にもコンタクトしてきた」(外務省キャリア)


眞紀子氏にとって、ロシアは「鈴木宗男事件」で外相を更迭されるきっかけとなった因縁の国だ。


「しかも、この大使館訪問の際にウクライナ大使が、林芳正外相と面会できていないこと、どうも鈴木貴子外務副大臣がその対応に消極的に見えることを訴えた。これがきっかけで永田町で話が広がり、貴子副大臣が『面会阻止』していたのではないかと国会で追及されることになった」(同)


貴子氏はその後、面会阻止の報道を「事実無根」と述べ、大使館側も「齟齬があった」と矛を収めた。外務省は眞紀子氏が発端の騒動に懲りて、「今は非常時のため、『部外者』のコンタクトには当面対応しない」との方針を省内で出したという。


ここにきて眞紀子氏が再び暗躍を始めた背景には、政界復帰への意欲があるとも言われている。


「前埼玉県知事の上田清司参議院議員が、夏の参院選で新党を結成して彼女を担ごうとしている。ウクライナ大使館訪問にも、上田氏が同行していた」(自民党閣僚経験者)


あのダミ声が、また聞こえてきそうだ。


週刊現代』2022年3月26日号より