サハリン州国境警備局 色丹沖でカニ密漁船を拘束

ユジノサハリンスク栗田直樹】ロシア・サハリン州国境警備局は20日、カニを密漁したとして、アフリカ・トーゴ船籍の「スカイ・ウインド」を拘束したと発表した。拘束した日は不明。船内から違法に漁獲した活タラバガニ約30トンが見つかり、カニの押収量としては今年最多に上った。タス通信などが報じた。 
国境警備局は北方領土色丹島の南東沖で、日本本土に向かう同船を発見し、警告のための発砲後、停船したという。船員数は不明だが、全員ロシア人だった。インタファクス通信によると、押収した活タラバガニのうち約29・5トンを海中に戻し、約1250万ルーブル(約2875万円)相当の損害を免れたと伝えた。<<