北方領土に温泉保養施設建設へ

北方領土を事実上管轄するロシア極東サハリン州のホロシャビン知事は3日、国後、択捉両島に湧き出る温泉を活用した保養施設の建設に取り組む意向を示した。択捉島では9月に新空港が開港し、空路による観光客の誘致など実効支配強化につながる動きを日本側は警戒している。タス通信が伝えた。
知事によると、択捉島で150人収容の温泉治療施設の設計が進んでいる。知事は、来年着工する見通しだと説明、建設にはロシアの民間企業に加えて外資も参画すると述べた。国後島などでも同様の計画の可能性を模索しているという。(共同)<<