山本一太領土問題担当大臣 9月に北方領土訪問を検討

山本一太沖縄・北方相(領土問題相)が、9月に北方領土への訪問を検討している。ビザなし交流で渡航する日本人の元島民らの訪問団に同行し、国後、択捉両島を訪れる意向だ。閣僚の北方領土訪問は8年ぶりとなる。
政府関係者によると、山本氏は訪問先で、現地の行政府高官と会談する予定。島内の交流施設や学校などの視察や、日本人墓地への墓参も検討している。
閣僚の北方領土訪問は小泉政権時代の2005年7月、小池百合子沖縄・北方相(当時)が国後、択捉両島を訪れて以来となる。日ロ両政府は、今月19日モスクワで外務次官級協議を開くなど北方領土交渉を加速させたい考えだ。山本氏の訪問には、安倍政権が領土問題に真剣に取り組む姿勢を示す狙いがある。<<