参院選開票 新党大地全敗確実 / 「諸派」扱いに不満を述べる

選挙区と比例代表に擁立した計11人が落選確実となり、参院議席を失うことになった政治団体新党大地」の鈴木宗男代表(65)は、札幌市の事務所で、「(衆院議員が)1人いれば十分だ。次の突破口はつくれる」と強調した。
参院でただ1人の所属議員だった横峯良郎氏(53)は不出馬。公民権停止中で立候補できない鈴木代表に代わり、同姓同名で、千葉県君津市在住の会社社長、鈴木宗男氏(73)を比例代表に立て話題となったが、及ばなかった。
これを受け、新党大地の現職国会議員は、鈴木代表の長女の鈴木貴子衆院議員(27)だけとなる。

あとの望みは得票数。

新党大地は地盤の北海道選挙区で公認候補の落選が早々と固まった。鈴木宗男代表は21日夜、札幌市の候補者事務所で記者団に対し、候補者が「諸派」として扱われたことに「新党大地と名前が出ない」と、繰り返し不満を示した。
昨年の衆院選で所属国会議員を減らし、政党要件を失った。自身は公民権停止中ながら、候補者とは並ばない形で各地の街頭で演説した。話題を呼んだ鈴木代表と同姓同名候補の擁立も実らなかった。 (2013/07/21-23:13)<<