鈴木宗男関連裁判 元港湾部長への民事訴訟 2審も敗訴 / 東郷和彦氏 2島変換+共同経済活動案をロシア紙で提案

受託収賄罪などで有罪が確定した新党大地代表の鈴木宗男衆院議員(65)が、自身の公判で偽証をされたとして、北海道開発局の元港湾部長に3300万円の損害賠償を求めた訴訟の控訴審判決で、東京高裁は18日、請求を棄却した一審東京地裁判決を支持、鈴木氏側の控訴を棄却した。
「特定の建設会社に工事を発注するよう鈴木氏から指示を受けた」との元部長の証言の真偽が争点で、井上繁規裁判長は「偽証と認められる証拠はない」と判断した。
[ 2013年7月18日 15:19 ]

【モスクワ共同】ロシアのアレクサンドル・パノフ元駐日大使と、元外務省欧州局長の東郷和彦京都産業大教授は18日付のロシア紙、独立新聞に共同で論評を発表、北方領土問題について、1956年の日ソ共同宣言に基づく歯舞、色丹の2島返還と、国後、択捉両島での共同経済活動を、同時並行的に協議する案を提案した。
日ロ両政府は中断していた領土交渉を、モスクワで8月末に外務次官級で再開する。これに先立ち、過去の交渉に当事者としてかかわった2人が、妥協のたたき台を示した形だ。
東郷氏は共同通信に「これまでのさまざまな解決案を詳細に検討すると、両国が受け入れられる唯一の案」と述べた。<<