鈴木宗男 「小沢氏は記者会見をしろ」と直言 / ロシア新興政党 北方領土の島名変更を提唱 他

新党大地・真民主鈴木宗男代表は1日、新党「国民の生活が第一」の党本部開所式のあいさつで、小沢一郎代表が報道各社の取材に積極的に応じるよう助言した。「1日1回、記者団のぶら下がりに応じ、週に1回は記者会見を開いてはどうか。小沢氏が肉声で国民に訴えれば流れは変わると思う」と述べた。
同時に「良薬は口に苦しという言葉がある。聞き心地の良いことだけでなく、厳しいことを言うのが本当の親切だ」と強調した。

ロシアの新興政党「公正のために」が、同国の実効支配する北方四島の名をロシア語風に変更することを目指し、18日から島民の世論調査を行うことが明らかになった。報道によると、同党のポノマレンコ党首はロシアの立場を日本に明示することが目的だと主張し、国後島を「コサック島」、択捉島を「魚島」にするといった例を挙げている。党はサイト上で島名の“公募”を始めたほか、ソ連軍が千島列島に侵攻した1945年8月18日にちなみ、18日から四島住民の世論調査も行うという。(モスクワ 遠藤良介)

高橋はるみ知事は3日から6日まで4日間の日程で、北方領土色丹島を訪問する。高橋知事の北方領土訪問は2005年以来2回目で、色丹島は初。日本側のビザなし交流第5陣の一員として渡航、現地の小中学校や日本人墓地を訪れる予定。
訪問団は知事のほか千島歯舞諸島居住者連盟の小泉敏夫理事長、道内の教育関係者、中高生ら計62人で、知事は訪問団顧問として参加する。3日朝にチャーター船「えとぴりか」(1124トン)で根室港を出て、6日昼ごろ同港に戻る。
現地では日本とロシア人島民の子供のスポーツ交流を視察。小中学校や日本人墓地、教会、ロシア人家庭の訪問なども予定している。今のところ州政府関係者との個別会談や住民との対話集会などは予定されていない。<北海道新聞8月1日朝刊掲載>

ユジノサハリンスク相内亮】ロンドン五輪に合わせ、2014年ロシア・ソチ冬季五輪を紹介するためロンドン中心部に設置されたロシアのパビリオンに、クリール諸島(北方領土を含む千島列島)が載っていないロシア地図が掲示されていると、ロシアの通信社が問題視して報じている。
通信社ロスバルトが7月29日に報道し、31日には北方領土を含むロシア極東に関する報道を行うウラジオストクの通信社プリマ・メディアも報じた。
「ロシアのパビリオンで地理的な間違いが見つかった」との書き出しの報道によると、パビリオンにはシベリア鉄道沿線の風光明媚(めいび)な写真が地図とともに張り出されているが、どの地図にもクリール諸島がないという。
この写真展示はシベリア鉄道を運営するロシアを代表する政府系企業、ロシア鉄道が企画。同社は通信社の取材に「実は、地図の下書きには島々はあったが、印刷したら小さな点々となり、見えなくなってしまった」と釈明している。<<