新党「大地・真民主党」結党会見は来月6日

鈴木宗男衆院議員や松木謙公元農林水産政務官民主党を除名)らによる新党「大地・真民主党」の発足は、当初予定した30日から来年1月6日に延期されることになった。新党に参加する浅野貴博衆院議員が29日に発表した。延期の理由は「出席者の日程の都合」としている。発足記者会見は6日午後、札幌市内のホテルで行われる。 

一週間の延期。

民主党北海道の岡田篤幹事長は「驚いた。新党が民主党との関係をどうするつもりか見極めなければ何とも言えない」と話し、松木氏と石川議員の地元と早急に対応を協議する方針を明らかにした。
前回衆院選新党大地小選挙区民主党候補を支援する見返りに、比例代表道ブロックで協力を受け、約43万票で1議席を獲得した。鈴木前議員は今月6日の仮釈放後、民主党批判を強めており、別の幹部は「次期衆院選で主導権を握ろうと、民主党との駆け引きを一層強めてくるだろう」と警戒する。

−新党への参加を決断した理由は。 政権交代の原点に返り、約束した公約を守れるように努力したい。民主、連合、新党大地の連携を維持し、衆議院の中で協力関係を保つために決断をした。大地からの誘いをむげに断ることはできない。私の本籍は民主党、連合にある。そこは鈴木代表には理解してもらっている。今までの連携を崩さないのが鈴木代表の意向なので、政党名にも「民主」を入れてもらった。
−地元の連合から反発も予想されるが。 連合の政策を実現するためと考えている。TPP(環太平洋連携協定)反対や消費税について政策上は何ら変わりはない。協力してもらえるよう努力する。今までと政治スタンスは全く変わりない。
−次の衆院選は新党から出るのか。 今後どういう展開があるのか分からない。民主党が受け入れてくれれば、復党したいという従来の気持ちに変わりはない。

地元からの複雑な反応も有り。