松山千春 原発を語る / 鳩山由紀夫 議員グループ会長復帰

この間、浜岡原発の運転停止を契機に巻き起こっている原発廃止論には、「脱原発とか簡単に言っているが、オレに言わせれば単に運転を停止したらいいとか、廃炉にすればいいと言う問題ではない」と持論を展開。
「たとえば運転を停止したとしても原子炉の燃料棒は何十年もエネルギーを出し続けるわけだし、それは次の世代にも引き継ぐことになる。いかに人類が原子力と向き合ってコントロールしていくかが重要。東電は被害の補償のためにリストラなど、対策を計画しているが、だからといって研究費まで削減するのはおかしい。いったん、原子力に頼った以上は、原子力についてもっと研究し、その上で廃炉にするのかどうか今後の方向性を考えるのが本来の責任の取り方だろう」

民主党鳩山由紀夫前首相を支持する議員グループ「政権公約を実現する会」は30日の会合で、鳩山氏の会長復帰を決めた。鳩山氏は2009年の首相就任以降、グループ運営から退き、会長は大畠章宏国土交通相が務めていた。
同グループは、鳩山氏が菅内閣不信任決議案に賛成する意向を一時示したことに大畠氏らが異論を唱えるなど幹部の間で足並みが乱れていた。鳩山氏は、弱体化も指摘されるグループの結束強化に取り組む考えとみられ、会合で「皆さんの一致団結した協力をお願いしたい」と語った。<<