北方領土ビザ無し交流 ロシア側第二弾 17日に到着

根室北方領土ビザなし交流でロシア側第2陣となるファミリー訪問団(団員65人)が17日、日本側の民間チャーター船で根室港に到着した。4泊5日の日程で根室管内の住民と交流を深める。
メンバーは国後島43人、色丹島3人、択捉島18人のいずれもロシア人家族で、サハリン州政府の職員1人が同行。同日朝に根室港に入港した。
択捉島生活保護事務所長を務めるリンマ・ルダコワ団長(63)は5年ぶりの参加。「大震災で大変な時期に受け入れてくれてありがたい。中標津の昔からの友達に早く会いたい」と語った。
一行は別海、中標津、標津、羅臼の4町に分かれ19日までホテルに滞在、スポーツや日本文化体験などを通じて交流する。20日に根室入りし、21日に島に戻る。(栗田直樹)<<