鈴木宗男 週プレ連載第11回

5月20日に、われらが鈴木宗男氏(新党大地代表、前衆議院議員)の手紙が喜連川(きつれがわ)社会復帰促進センター(刑務所)から届いた。そこには堀江氏宛てのメッセージが記されていた。
〈私の事件を機に「国策捜査」という言葉が広く社会に認知された。大宅壮一ノンフィクション賞作家・佐藤優さんの発信により定着したが、堀江さんも「時代にけじめをつける国策捜査」に遭ったと思う。
国家の支配を巡り、官僚(検察)が「世直しはポピュリズムの政治家には出来ない。我々がやるしかない」と間違った正義感を持ち、その犠牲になったと言える。判決確定後の記者会見で堀江さんは、「新しいことをする人は(検察に)つぶされる」と語っており、無念さが伝わってくる。私も真実が明らかにならなかったことは残念であり、悔しい思いであるが、日本国民として国家の決定には従う。私は最後まで、国家と国民には忠実でありたいと考え、収監に応じた。今、堀江さんも同じ思いではないかと察するものである〉

2011/06/27日号より。堀江貴文氏への助言に関しては先日の東スポでの連載で書かれていた事と同じ内容です。