辻元清美首相補佐官 宮城入り延期 / ロシアアンケート「5%が北方領土返還に同意」と中国紙

政府は8日、災害ボランティア担当の辻元清美首相補佐官(50)が同日から予定していた宮城県訪問を延期すると発表した。7日夜に宮城県震度6強の地震が発生したため。辻元氏は8〜9日に、宮城県内のボランティアセンターなどを訪問する予定だった。

東日本大震災の発生後、ロシア国民の北方領土に対する意識に微妙な変化が生じているという。ロシアで行われた調査によると、5%のロシア人が北方領土を無条件で日本に返還することに賛意を示した。環球時報が報じた。
ロシアのウェブサイトで実施された調査によると、3分の1の回答者が「訪日したうえで復興作業を手伝いたい」と回答したほか、「日本の被災を受け、ロシアは領土問題での立場を変えるべきか」という質問に対し、5%の回答者が「無条件での返還」を支持した。
回答者は「(無条件で返還したとしても)わが国が失うものはない。ロシアは大国で十分な領土がある」と答えたほか、回答者の9%が条件付きでの領土返還のために、日本と交渉を始めることを望むと回答した。
ロシアメディアによると、2010年の調査では、無条件での返還を支持したのは4%にとどまり、大多数が領土返還に反対の立場を示した。(編集担当:畠山栄)

「環球時報」は中国共産党機関紙「人民日報」が発行する国際問題専門紙です。