ロシア外務省 北方領土変換団体の訪露拒否

ロシア外務省は2日、北方領土返還運動を進める社団法人・北方領土復帰期成同盟(北方同盟、本部・札幌市)が8日から予定しているモスクワ訪問団を受け入れない方針を示した。2月7日の「北方領土の日」に東京のロシア大使館近くで右翼活動家がロシア国旗を侮辱したとされる問題の刑事立件が見送られたことへの「報復」措置とみられる。
露外務省は2日、井出敬二・駐ロシア日本公使を呼び、立件見送りは「(犯罪行為の)放任だ」と批判し、再捜査を要求。さらに露外務省報道官は声明で、関係する右翼団体の幹部を入国禁止とするほか、北方同盟の訪露団も「受け入れが可能とは思わない」としている。<<