鈴木宗男民事裁判 続報

■宗男も提訴!「やりまんで虚偽証言」
小沢氏が検察審査会の議決を不当として行政訴訟を起こした16日、あっせん収賄など4つの罪で懲役2年の実刑が確定した鈴木宗男衆院議員(62)も、一、二審の虚偽証言で有罪になったとして、伴次雄・元林野庁長官に3300万円の損害賠償を求める訴訟を東京地裁に起こした。
確定判決は、鈴木氏が製材会社やまりんから林産物購入で有利な取り計らいを林野庁に働きかけてほしいと依頼され、500万円のわいろを受け取ったと認定。伴氏は鈴木氏から働きかけを受けたと証言した。
訴状によると、鈴木氏は林野庁に働きかけをしたのは、松岡利勝衆院議員(故人)と主張。伴氏が東京地検特捜部のストーリーに合うよう虚偽証言をしたとしている。
鈴木氏側は刑事裁判でも同様の主張で無罪を求めたが、退けられた。弁護人は「あらためて民事訴訟で真相を解明したい」と説明。
鈴木氏は2007年、伴氏を偽証容疑で告発したが、東京地検は不起訴とし、検察審査会も不起訴相当と議決している。

訴状内容と過去の検察審査会の議決の確認に。

鈴木前議員側は刑事裁判でも同様の主張で無罪を求めたが、退けられた。弁護人は「あらためて民事訴訟で真相を解明したい」と説明。刑事訴訟法は証拠となった証言の虚偽を証明すれば再審請求できるとしており、弁護側は再審も視野に立証を進める方針だ。

狙いはこれ。