山崎拓参院選公認問題 結論出ず

会談で山崎氏は「参院選はできるだけ早く、多くの候補者を立てて戦う必要がある。総裁の勇断を求めたい」と、自らを早期に公認するよう迫った。これに対し、谷垣氏は「衆参同日選に追い込んでいく必要がある。衆院の候補者が足りなくて困ることもある」と述べ、難色を示した。その上で「もう少し時間がほしい」と話し、引き続き検討する姿勢を強調した。
山崎氏は昨年夏の衆院選で敗れた後、11月に党本部に参院比例選の公認を申請した。同じく衆院選で落選した保岡興治・元法相(70)や、07年参院選岡山選挙区で敗れた片山虎之助・元総務相(74)らも参院比例選での公認を希望している。党の候補者選定基準では参院比例選の公認候補を「原則70歳未満」としているが、「総裁が国家的有為な人材と認めた者」などの例外規定があるためだ。
山崎氏は会談後、記者団に、公認されなかった場合の対応について「白紙だ。参院選に挑戦したいということが基本方針だ」と述べ、離党に含みを持たせた。<<