2009衆院選結果 民主大勝 / 鈴木宗男 辻元清美 田中真紀子当選 / 山崎拓落選

Q 総理大臣になるための覚悟。どういう総理大臣を目指すか。何を一番実現したいか。
A 私は覚悟がなければ、政治家をやるべきではないとそう思っておりますから、その中でも最も重い責任を背負う総理大臣である以上、もしそれを任務として果たすということになれば、当然のことながら覚悟を持って臨むことはいうまでもありません。その覚悟を私は政治家を捨てる覚悟だと申し上げたわけだが、いわゆるポストとか、そういうことのために政治家をやってるんでじゃないぞという覚悟を常に持っていることが肝要ではないか。それから当然のことながら、そのことを覚悟をもって何を望むかといえば、今の現実の国民のみなさんの暮らしを考えたときに、これは小沢代行代表時代から国民の生活が第一と申し上げてきた。それが残念ながら果たされていなかったのが今日までの政治だ。従ってこれは官僚から国民主権にと、さかんに私が申し上げているのは、ただ単にお題目を唱えているわけではありません。まさに国民のみなさんの今の立場の中での苦しみをできるだけ解放するような政治、一人ひとりの心というものを思いやりながらみんながみんな居場所を見いだすことができて、あるいは働く場所を見いだすことができる、そんな日本の社会をなんとしても作り上げていきたい。
経済とか景気とかいう言葉で言えばひとくくりになってしまうが、もっと一人ひとりの心の中にしみわたるようなことに、日本の国に、私たちが暮らしてきて本当によかったねと本気で思えるような国をつくるために精いっぱい努力をしていきたい。

単独過半数は超えるも絶対安定多数には若干足りず。

新党大地唯一の議席を守った鈴木宗男代表は31日未明に記者会見。「私の力不足で(2議席の)結果を出せなかったことは申し訳なく思っております。ただ、政権交代という大きな夢は実現できました。北海道の有権者の皆さん方の見識に心からお礼を申し上げ、感謝をします」と述べた。

選挙活動は専ら民主党候補の応援ばかりだったが、自分は無事当選。

4年前は比例区で復活当選した大阪10区の社民前職、辻元清美氏(49)。今回は民主と国民新からの推薦も受けて「野党統一候補」を強調し、前回敗れた自民前職を打ち破って4選した。事務所で支援者らに深々と頭を下げ、「民主、国民新党など、みなさんの協力で当選できた。今までの立場を乗り越え、一緒にこれからの日本をなんとかせないかん」と話した。

民主・国民新党の支援もあって小選挙区で当選。

公明・冬柴氏を撃破。

福岡2区では、13回目の当選を目指した元党副総裁の山崎拓氏(72)が敗れた。事務所で「自民党として、国民の期待を裏切るような国政運営が積み重なったのではないか」と敗因を振り返り、支持者に深々と頭を下げた。派閥領袖もあらがえなかった党への逆風。自身の進退を問われると、「党の再建が優先。当面、引退は考えておりません」と言明した。

自民大敗北の上、残った議員はタカ派ばかり。