鈴木宗男参加のビザ無し訪問団出発

北方四島とのビザなし交流のため国後、択捉両島に向かう日本側訪問団(団長・山口洋子連合副事務局長)が6日夕、北海道・根室港を船で出発した。四島を「わが国固有の領土」と明記した改正北方領土問題解決促進特別措置法の成立後、初めての訪問。ロシア側では改正に反発する動きが強まっており、返還運動関係者らはロシア人住民がどのような反応を示すのか注目している。
訪問団は65人で、新党大地代表の鈴木宗男衆院議員も参加。鈴木氏は、日本政府の援助で建設され、国会審議などで取り上げられた「友好の家」(通称ムネオハウス)を平成12年以来約9年ぶりに訪れる。
訪問は10日まで。この間、主要国首脳会議(サミット)開催に合わせて、イタリアで日ロ首脳会談が予定されている。

国後島に上陸できるのか。