ムネオ排除は福田康夫サイドの指示?

鈴木宗男議員と佐藤優外務省分析官が逮捕されて来月で5年がたつ。鈴木は議員に復活し、佐藤は作家となって大宅賞を受賞する活躍ぶりである。一連のムネオ事件が国策捜査だったことは周知だが、その仕掛けが福田康夫官房長官(当時)サイドだったという証言が出てきた。
鈴木事務所の秘書だっムウェテ・ムルアカ氏が、22日にカメルーン共和国のレセプションに出席した際、カメルーンの記者がこんな話を教えてくれたという。
「ムネオ疑惑が騒がれる前、カメルーン大使が、福田官房長官の秘書官から政府の意向としてこう伝えられた。(1)鈴木とムルアカに関わる人間(外国人)はわが国に不利益をもたらす(2)鈴木議員に相談することはあなた方の不利益になる」
この記者はアフリカ外交団会議にも出席するベテランで、日本の外務省にも詳しいという。ムルアカ氏が言う。
「私のパスポート偽造話も後に事実無根と分かりましたが、これは外務省が流したものでした。外務省と福田さんサイドは鈴木さんの関係者を徹底排除するつもりだったのでしょう」
諸外国大使は官邸の意向だと言われれば従わざるを得ない。福田サイドの指示が事実なら外交上の大問題だろう。

と、日刊ゲンダイが申しておりました。