鈴木宗男 外務省に徹底抗戦の構え

騒動の火種は、9月29日に共同通信がその存在を報じた外務省の“ムネオ対応マニュアル”。
以前、同省に強い影響力を持っていた鈴木氏が国政復帰したことで、同省が幹部職員に「積極的に説明に行かない」「会食など事務的な説明を超える接触は行わない」といった内容のマル秘の交際心得を配布したというもの。
この報道に対し、鈴木氏は即座に「特定の国会議員を忌避するということは、全国民の代表者である国会議員を軽視すること」という怒りの反論コメントを発表。さらに6日になって、同省の塩尻孝二郎官房長に対し、マニュアル存在の有無や存在する場合の配布対象を問う内容証明郵便を国会内郵便局から送付した。 36時間以内の返答期限を付け、文書発送の事実をメディアに公表する徹底ぶりだ。
鈴木氏を恐れるあまり、先手を打って防御線を張ったはずの外務省だが、その気配りが自らの首を絞める皮肉な結果となってしまった。

鈴木宗男vs外務省の戦いが始まる。