鈴木宗男 新党名は「大地」

事務所開きでは、新党準備世話人を務める歌手の松山千春氏が新党の名前を「新党大地」とすることを発表。松山氏は「宗男さんがガンを患ってからおよそ3年間。新党立ち上げの構想を温めてきた。ようやくきょう発表することができる」と挨拶。鈴木元代議士と序幕を行い、松山氏が新党名を書いたポスターを披露した。
続けて神事が執り行われ、駆け付けた大勢の支援者とともに牛乳で乾杯を行った。
松山氏は「大地に還り、大地に学ぶ。新党大地はそういう意味を込めた。小泉首相が政権を執って4年あまり。この間道民にとってなんのいいこともない。あの人がやっているのは、国民の血がダラダラと毎日流れるだけの改革。さらにこの改革の恩恵を受けているのは一部の権力に近い人たちだけ。改革は大衆の中にある。新党大地はきょうが第1歩だが大きな政党にしたい」と指摘した。
これを受け、鈴木元代議士は「これまで松山さんと、心を大切にする政治をやろうと話してきた。既存の政権ではできない国民の声をきっちり受け止める政治をやる。新党大地は、弱いもの、恵まれない人、立ち遅れた地域のための政党でありたい。今の政治は格差が広がっている。本来、政治は格差をなくすためのもの。一握りの勝ち組だけで日本が成り立っているのではない。声なき声を、歯を食いしばって生きている人たちに勇気を与えられるような政党にしたい。松山さんの、そして皆さんの力を借りながら必ず新しい歴史の1ページをつくっていきたいと思う」と拳を上げて政治改革を強調した。

新党名が発表される。