衆院選投票日 田中真紀子復活当選 / 山崎拓落選 他

グレーのジャケットに黒のスカートの田中氏が午後十時四十分すぎ、笑顔で姿を見せると、会場を埋めた約二百人の支持者は立ち上がって大きな拍手。田中氏は深々と頭を下げた後、笑顔で花束を受け取った。
政見放送もなく、ポスターの数も限られた」と無所属での出馬の苦労を語り、「マイナスの要素ばかりだったが、それをはね返すだけの有権者の意思が働いた」と話した。

田中真紀子なりに苦労はしたものの、結果はぶっちぎりで当選。

山崎氏は淡々とした口調ながら、言葉の端々に苦渋がにじんだ。「あす、総理に会って副総裁の辞表を提出する。身の振り方はこれから相談して決めるが、出処進退は潔いものにしたい」。報道陣から女性スキャンダルの影響について質問が及ぶと「それはみなさんでお考えになればいいじゃないですか」と、ぶぜんとした表情で返した。
武藤英治選対幹事長は「比例にいちるの望みを持っていたが…。週刊誌報道があり、政治家の力量などとは違うところで有権者に判断されてしまった。捲土(けんど)重来を期してほしい」と唇をかんだ。

変態報道で山崎拓は撃沈。代わって当選したのが民主党古賀潤一郎

小選挙区敗北に支援者は「ほんまか」と絶句した。兵庫県西宮市にある社民党の土井党首の選挙事務所。比例代表で何とか議席を確保したが「手放しで喜べない」と、複雑な表情を見せた。
北朝鮮拉致問題を社民党のせいにされ、嫌がらせも多かった」。小選挙区敗北に片岡保夫選対事務局長(66)は目に涙を浮かべて「残念」とぽつり。復活当選が決まって「うれしい」と笑みを見せながらも「これからが厳しい」と気を引き締めた。
三十四年間守ってきた選挙区の議席を失った土井氏は東京の党本部。「支えてくれた皆さんによろしくお伝えください」とだけ電話があったという。

土井たか子小選挙区で敗北。

釧路市選挙管理委員会は「三百を超える特定個人の無効票は、過去にも記憶がない」としている。「鈴木票」は熱心な支持者が書いたとみられ、一連の事件や疑惑にかかわらず、根強い「鈴木信者」の存在を裏付けた。
同選管によると、市内の無効票二千七百三十票のうち、一割以上を占める約三百二十票が「鈴木宗男」や「スズキムネオ」「むねお」などと書かれたものだったという。

受託収賄などの罪に問われ公判中の鈴木宗男前議員は先月末、都内の病院で胃がんの手術を受け入院中。病室で妻とテレビの開票中継を見て過ごした。北海道7区で自民の現職候補が当選したことに、地元事務所を通じ「有権者の判断であり重いものと考えます」とコメントした。
手術後、顔がやせ声にも張りがないが、地元とは密に連絡。14日に予定されていた公判期日は取り消され、順調に回復すれば次回公判は28日に開かれる。

辻元清美についても記載有り。