山崎氏は九月の自民党総裁選まで幹事長を務めていたが、党内から「女性問題を抱える山崎氏が幹事長では総選挙を戦えない」と交代論が強まり、副総裁に就任。福岡２区で落選し、比例九州ブロックでも復活できなかった。九日深夜、福岡市の選挙事務所で「政治生命を失うほどの厳しい天命だった」と述べていた。
復党には通常、党紀委員会の審査が必要だが、加藤氏への対応について党執行部は、加藤氏が復党を要請した場合には認めることで党紀委側の内諾を得ていた。
小泉純一郎首相も十日未明に加藤氏に電話し、「おめでとう。追加公認で自民党に入党してほしい。できればいま回答がほしい」などと復党を呼び掛けた。
加藤氏は十日午前、山形県鶴岡市の事務所で報道各社のインタビューに応じ、昨年四月以来の政界復帰に「今朝の空のように明るくて、さわやかだ。雇用や年金など政策をしっかりやりたい。やれることがいっぱいで、非常に楽しみだ」と述べた。
加藤紘一、何事もないように復活当選。そして復党。
田中真紀子正式に離党。
