サハリンへの駆け込み支援4億円 他

北方四島を管轄するサハリン州への支援が、98年から日ロ両政府の合意に基づいて続けられている四島周辺での日本漁船の安全操業と事実上の交換条件になっていることに配慮した。

●宗男氏が平謝りしたある”事件”

鈴木宗男代議士といえば、「横柄な態度」がつとに有名。外務省所管の特殊法人国際交流基金』の関係者が仰天エピソードを公開する。

「鈴木サンはウチに電話してくるときに『代議士の鈴木だ」としか名乗らない。多い姓なので『どちらの?』と聞き返すと、『鈴木宗男を知らないのか』と怒鳴りつけるんです。じつは国際交流基金には'81年から高円宮(タカマドノミヤ)さまが嘱託として勤務されていて、電話にお出になることもある。去年の秋、その宮さまがたまたま鈴木サンからの電話をお取りになったことがあったのです」。

 宮さまに「どちらの鈴木さんですか」と聞き返された宗男氏はいつものごとく、「代議士の鈴木だ」と威張り散らし、怒鳴りつけてきたとか。

「じっとお聞きになっていた宮さまに鈴木サンが『おまえ誰だ』と詰問してきたそうです。するとさすがに我慢の限界に達したのか、宮さまは『私は高円宮憲仁(ノリヒト)親王だ』と名乗られ、ガチャンと電話をお切りになったんです」。

 宗男氏の動転は容易に想像がつくが、その後、当時の外務次官や国際交流基金の理事長を通じて平謝りの体だったという。

週刊FLASH 2002年3月12日号 (C) 光文社

亡くなった高円宮絡みの話。