辻元清美 釈明会見開催 他

辻元清美釈明会見開催日。

自民、公明両党は20日午前、国対委員長会談を開き、この“ピンハネ疑惑”の真相を徹底追及するとともに、詐欺容疑での刑事告発を検討することで一致。自民党は、同日中の与党三党での告発を目指しており、保守党にも同調を呼びかけた。

「(元政策秘書のA子さんは)常勤ではありません」「先輩議員の事務所にいる時間の方が長かった」などと釈明。元政策秘書が自分の事務所にいた時間が短かったことを認める一方、「政策秘書に朝から電話番や掃除をさせたいとは思わない」と反論した。

 時折、笑顔を見せる場面もあったが、国会で小泉純一郎首相や宗男氏を追及する歯切れのよさはなく、「当選後で何も分からない自分には大きな存在だった」「秘書の役割は果たしてもらった」と繰り返した。

一転守勢に。

社民党辻元清美政審会長が前参院議員の私設秘書を政策秘書として登録していた問題をめぐり、同党は20日開いた三役会で、辻元氏の「(報道は)事実ではない」という弁明に理解を示し、疑惑を報じた週刊新潮への法的措置などを党として支援していく方針を決めた。

社民党辻元清美を全面的に擁護。

秘書給与の問題をめぐっては、山本譲司・元民主党代議士が国費をだまし取ったなどとして有罪判決が確定している。自民党は辻元氏の問題も「同じ構図」(幹部)と見ており、衆院事務局などに関係資料の提出を求めている。

与党は徹底的にやり返す姿勢。

鈴木宗男衆院議員に対する議員辞職勧告決議案の本会議上程が与党の反対で議院運営委員会で否決されたことに対し「小泉純一郎首相も与党も、鈴木氏をかばって同じ罪を犯した。怒りの思いだ」(鳩山由紀夫民主党代表)、「国民の八割、九割が辞めてくれと言っている。採決にも付さないのは、ひきょうなやり方だ」(志位和夫共産党委員長)と一斉に反発した。

辞職勧告決議案を巡る駈け引きは続く。