鈴木宗男証人喚問日時決定 / ムルアカ氏 偽造旅券疑惑発覚 他

衆院予算委員会は四日夜、北方四島人道支援などに絡み、外務省の調査で具体的な関与が断定された自民党鈴木宗男衆院議員を十一日に証人喚問することを全会一致で議決した。

決戦の舞台は11日。

大西氏は外務省の重家俊範中東アフリカ局長から、朝日新聞記事での発言に自民党鈴木宗男代議士が怒っているため参加を自粛するよう要請されたことを明らかにした。

外務省は四日、鈴木宗男衆院議員に関する疑惑調査報告の中で、鈴木氏の私設秘書でコンゴ(旧ザイール)人のムルアカ氏が現在所有している外交旅券について、コンゴ政府が「発給記録がない」と回答してきたことを明らかにした。
同氏所持の旅券番号は外交旅券にのみ記載されるアルファベットが使われており、同氏の旅券が不正取得された可能性も出てきた。同省はコンゴ政府に対し、同国在外公館に発給記録がなかったかどうかをさらに照会中だが、不正が確認された場合は強制退去などの処分も検討される見通し。

ムルアカ氏の偽造旅券疑惑が発覚。

喚問によって「疑惑が解明されない」と考えている人は60%で、「解明される」33%のほぼ2倍に上った。
一方、疑惑が晴れない場合の鈴木氏の進退について尋ねたところ、「議員辞職すべきだ」が87%と9割近くに達し、「辞職しなくてもよい」はわずか8%だった。 <<