2021衆院選直前 辻元清美氏 「維新はローカル政党」「眼中にありません」/ ノカルド氏の難民申請 不認定

衆院が解散した14日、大阪では早くも全国区の2人が“舌戦”が展開された。大阪府高槻市のJR高槻駅前では、駅を挟んで大阪府知事日本維新の会の吉村洋文副代表(46)と立憲民主党副代表の辻元清美氏(61)が有権者へ向かって熱弁を振るった。
 辻元氏は国会の本会議場で解散を見届けてからその足で帰阪。解散から4時間後、地元・大阪10区での立候補予定者として駅北口の狭いスペースで約300人の聴衆を前に第一声を挙げた。

 新型コロナウイルス対策、森友問題を掲げて自民党をぶった斬り、「野党第1党として、責任を果たす」と訴え、「女の人が黙ってたらアカン。私が先頭に立ちます。女性の力で日本を変える」と声をからした。一方で、同じ大阪10区で直接対決が想定される日本維新の会の新人、池下卓氏(46)についてはバッサリ。「他の政党は気にしない。申し訳ないけど、維新はローカル政党。大阪だけ。衆議院では11人でしょ。私らは100人以上います。眼中にありません」と完全無視を決め込んだ。

(後略)

北方領土国後島から「亡命のため泳いできた」と話し、入管施設に収容されていたロシア人男性V・ノカルド氏(38)が仮放免されたことが14日、政府関係者への取材で分かった。入管当局が難民申請を不認定としていたことも判明。ノカルド氏は不服を申し立てる「審査請求」をしたため、当面は送還されない。


ノカルド氏は8月に北海道で警察に保護され、同月末に難民認定を申請していた。関係者によると、不服申し立て後、10月に入って一時的に収容を解く「仮放免」が認められ、収容先だった東日本入国管理センター(茨城県牛久市)から出た。

なお先日のインタビュー記事でノカルド氏と面会いた「牛久入管収容所問題を考える会」のTwitterによると、ノカルド氏の行き先は不明とのことです。