ロシア プーチン大統領 日本の対露制裁に驚く一方、領土交渉継続を表明 他

キエフ時事】ロシアのプーチン大統領は24日、ウクライナ危機をめぐる日本の対ロ制裁に「驚いている」とした上で、日本に北方領土交渉の用意があるのか分からないと語った。サンクトペテルブルクでの内外メディアへの発言として、インタファクス通信が伝えた。
日本は先進7カ国(G7)で足並みをそろえ、外交制裁に踏み切った。懸案の北方領土問題に絡めて強い不快感を示すことで、日本に揺さぶりを掛けたものとみられる。
プーチン大統領は「日本が最近(欧米の)制裁に加わったことに驚いており、日本が(北方領土)問題の交渉プロセスを停止しているのか、私にはよく分からない」と語った。また「ロシアは(交渉の)用意がある」と述べつつも、日本の対応に疑問を呈した。 
一方でプーチン大統領は、日ロ両国は領土問題解決に非常に関心を持っているとも指摘。「(最終解決策は)まだないが、誠実な共同作業の結果、見いだせる可能性がある」と強調し、敗者を生まない「引き分け」による解決を改めて訴えた。(2014/05/25-00:50)

ロシアのプーチン大統領は24日、共同通信など主要国の通信社代表と北西部サンクトペテルブルクで会見し、日本との北方領土問題について、柔道の「引き分け」の精神を貫けば、双方の妥協による解決は可能との見解を示した。
プーチン氏は、ウクライナ情勢をめぐって日本が対ロ制裁を発動したことについて「驚いた」と不快感を表明。日本が「交渉のプロセスを止めた」と指摘する一方、ロシアには交渉の用意があるとも述べた。
米国主導の制裁に日本が同調した結果、日ロの領土交渉にも支障が生じたとの認識を明らかにしたとみられる。
プーチン氏はまた、平和条約締結後の歯舞、色丹2島の引き渡しを明記した1956年の日ソ共同宣言には両島の主権がどの国に属するか明記されていないと指摘、「それは交渉の対象だ」と述べた。(共同)

隠居したはずの元首相たちが表舞台で息を吹き返し始めた。
先月、転倒し歯を折るなどして体調不良だった細川護熙元首相(76)は23日、設立したばかりで活動休止が伝えられていた社団法人自然エネルギー推進会議の懇談会に姿を見せ、報道陣の問い掛けに「(体調は)大丈夫」とだけ答えた。中塚一宏事務局長(49)は「目まいがあったりするようだが、食事や話をする分にはお元気。月に2度ほどある(同会議での)活動も予定している」と、活動休止説を否定した。
対照的に意気軒高なのが小泉純一郎元首相(72)だ。大飯原発の運転再開を認めない判決に「細川さんが都知事選に立候補したからじゃないか。差し止め判決を出しても(裁判長は)左翼と言われなくなったからだ」とご満悦。懇談会でも質問を連発し、すっかり小泉カラーに染めつつあるようだ。
一方、生活の党・小沢一郎代表(72)を支援する集会が都内で開催され、鳩山由紀夫元首相(67)が参加。「小沢先生と戦う仲間の一人としてお認めいただければ。小沢先生が軸になってほしい」と訴えた。これには生活の党関係者も驚きを隠せず、「鳩山さんは首相辞職時に幹事長だった小沢さんを道連れにしたことで決裂していたが、まさかまた手を取り合うとは…」。
鳩山氏は現在、沖縄を活動拠点にしている。「辺野古の海を汚してはいけない。私の人生、沖縄の皆さまに寄り添って、少しでも仕事を進めていきたい」と政界引退を表明していたはずだが、基地移転問題に首を突っ込み、今年11月の沖縄県知事選にも含みを持たせた。さらに「3・11に学べば、脱原発に向かうのは当たり前だ」とこちらも脱原発の訴え。小沢氏は細川―小泉連合との連携を模索しており、脱原発を共通項に元首相らのスクラム結成が近付きつつある。<<