安倍首相 訪露を正式表明

安倍首相の施政方針演説など政府4演説に対する代表質問が5日午前、参院本会議でも始まった。
安倍首相は「本年のしかるべき時期に日本の首相として10年ぶりにロシアを公式訪問する予定だ。ロシア訪問を日露関係の発展に新たな弾みを与えるものとしたい」と述べ、ロシアを訪れる意向を正式に表明し、北方領土問題の解決に強い意欲を示した。ロシアへの首相公式訪問は2003年の小泉首相以来となる。
首相は答弁で、「日露関係を全体として発展させていく中、北方四島の帰属の問題を解決して平和条約を締結すべく、ロシアとの交渉をねばり強く行う」と述べた。
安倍政権の経済政策「アベノミクス」については「景気は弱さが残るものの下げ止まっている。最近株価の回復も見られる。国民生活に経済成長の恩恵が幅広く行き渡るようにする」として、雇用創出や所得増などにつなげたい考えを示した。
(2013年3月5日11時59分 読売新聞)<<