BUBBLE-B「ナードコアよりずっと昔の俺の原点はこれだったりする」の中での言及

こちらもナードコアシーンの最重要人物のBUBBLE-Bさんのブログポスト。ディスク百合おん氏がアシパンで熱く語ってくれたおかげで「ナードコアとは」話が盛り上がっている様です。

これも全編通してスゴく良い話なんですけど、ここムネオハウスのページなので該当部分しか抜かないんです抜けないんですゴメンナサイ。

じゃあ結局ナードコアってのは何だったかというと、一言で言うのは難しいけど、音楽ジャンルではなくて哲学なんじゃないか?と思う。
それがどんな哲学なのかというと、どんどん「ウケるとは何か」という話になってくるので難しい。ウケるメソッドはいっぱいあるからね。
だからこそバラエティに富んでるんだと思うけど、それでも根底にあるのはやっぱりアナーキズムだと思う。それは始めて見聴きするものか、まさかここには無いだろうと思っていたり忘れていたものをふいに出される奇襲か、のどちらかにしかないのではないかな?
そういう意味で、誰よりも先にやるか、誰も思いも付かなかった所から取ってくるか、のどちらかの条件を満たす事が重要だと思う。
だからムネオハウスだったら一番最初に作られた1曲はナードコアだと思う。鮮度が重要。
[BUBBLE-B NEWS] - ナードコアよりずっと昔の俺の原点はこれだったりする (2012-12-02)

一応最初に出てきたのはこちら「Intro」と呼ばれてる曲です。名無しさん作。Flash版ですがどうぞ。

ただこれが「誰よりも先に」「誰も思いつかなかったところから」作られたというわけでもなくて、まずスレッド上で「アシッドハウス=ムネオハウス」という駄洒落が提示されていて、それ対して一番早くに反応したのがこれ、というのが実情です。大喜利で一番最初に手上げた的な。アシッド感も無いですし。なのでこの曲がここで言われているナードの基準を満たしているかはかなり微妙なところです。

あとBUBBLE-Bさんのこの旨の発言は昨年の今頃にもTwitterでお見かけしまして、



「『作ってくださいよ』なんて頼むような人がいたのか」と呆気にとられておりました。

補足

こちら1970年代末にMADテープを始めた大阪芸大の人達のキチガイテープ誕生の頃の話。BUBBLE-Bさんの文章に近いものがあります。

2008年、ニコニコ動画に「僕、アルバイト リミックス」を投稿した頃のインタビュー。こちらでも小5のときの話が出ていて記事中では「MADテープ」と言われています。
このインタビューの3年後、2011年に「Enjo-Gのぽぽぽぽ〜ん」をYouTubeだけに投稿されている辺り、色々察するものがあります。