川端北方相 露首相の国後訪問を"許しがたい行為"と非難 / 政府 「"再活性化"は事実と異なる説明では無い」

川端達夫沖縄北方担当相は17日、北方領土返還要求運動都道府県民会議全国会議の西山昌男会長らと都内で会い、ロシアのメドベージェフ首相による国後島訪問について「国民の願いを踏みにじる許し難い行為だ」と強く批判した。西山氏は、北方領土の早期返還実現を求める緊急要請書を提出。川端氏は「疑う余地がない、わが国固有の領土だ。思いをしっかり受け止めたい」と応じた。

政府は17日の閣議で、6月の日露首脳会談後に政府が説明していた北方領土交渉の「再活性化」という言葉が、実際には使用されていなかった問題について、「会談におけるやり取りを踏まえて行われたものであり、政府として当該会談の内容について事実と異なる説明は行っていない」とする答弁書を決定した。
自民党佐藤正久参院議員の質問主意書に答えた。
「再活性化」発言の不使用をめぐっては、今月5日の記者会見で藤村修官房長官が「その言葉を使ったかどうか精査したところ、なかった」と認めている。

佐藤参議院議員外交防衛委員会所属の元自衛官