新ビザ無し交流船えとぴりか テスト航海 / 辻元清美 民主国交部門座長に

北方領土ビザなし交流に今年から使用される新造船「えとぴりか」が24日、試験運航のため根室港を出港した。
乗員定員84人の「えとぴりか」は1124トンで、これまで交流に使われていた「ロサ・ルゴサ」(480トン)の2・4倍と大きくなった。北方4島周辺の海域は最新の海図がなく、試験航海は安全運航を確認するために、日露両政府の了承を受けて実施された。
島の港内の海は浅く、海底には沈没船も多いことから、座礁の恐れがあり従来船は接岸せず、小舟に乗り換えて上陸していた。「えとぴりか」も沖合に停泊して小舟に乗り換える訓練を行い、平均年齢78歳になっている元島民が安全に上陸できるかを点検する。
北方領土問題対策協会の川名昇事務局長は「しっかり点検して、島の人に新船をお披露目してくる」と語り、船に乗り込んだ。今年のビザなし交流第1陣は5月上旬に予定されている。
(2012年4月24日 読売新聞)

民主党は24日の政調役員会で、小沢一郎元代表に近い議員が党役職を辞任したことに伴う政調役員の後任人事を決めた。辻元清美政調副会長を国土交通部門会議座長に充てたほか、近藤昭一衆院議員を政調副会長とし、環境部門会議座長に起用した。
また、環太平洋連携協定(TPP)交渉への参加について議論する経済連携プロジェクトチーム座長の鉢呂吉雄経済産業相が、社会保障と税の一体改革に関する衆院特別委員会筆頭理事に内定したため、新座長に桜井充政調会長代理を充てた。(2012/04/24-20:26)<<