ロシアタンカー座礁事故 「油の痕跡は多くない」とロシア当局

北方領土択捉島の紗那(ロシア名クリーリスク)の沖合の浅瀬でロシアのタンカーが座礁した事故で、ロシア極東サハリン州の非常事態省当局者は18日、「島の沿岸で見つかった油の痕跡は多くない」と語った。インタファクス通信が報じた。
貯蔵タンクの燃料も一部が減っているといい、小規模な流出があったとみられる。
座礁は15日に発生。ロシア当局は16日まではタンカーが積んでいた1200トン以上のディーゼル燃料の流出による海洋汚染の危険性はないとしていたが、17日の調査で非常事態省が島の沿岸で油を発見したと発表した。
ロシア当局はタンカーに残った燃料を抜き取る作業に着手している。(共同)<<