日刊ゲンダイが伝える鈴木宗男の獄中生活

鈴木受刑者がいるのは4畳の独居房。日刊ゲンダイ本紙は鈴木受刑者が家族や友人らに宛てた手紙を見せてもらったが、そこから獄中の様子がうかがえる。
〈はじめの1カ月は、紙袋作りなどを行っていましたが、1月からは本格的作業に従事しております。センター内にある病棟の衛生係りで、朝、昼、夕食の配食や食事後の回収作業などをしています。おかずを手際よく公平に皿へ分けるのですが、ここが気を遣うところです>
〈起床は午前6時40分。朝食後、7時40分から刑務作業を行います。11時30分まで行い昼食を45分取った後、再び作業です。16時過ぎまで10分間の休憩を挟み、続きます。夕食は16時30分からで、17時から消灯の21時までは余暇時間です。読書や新聞を丹念に読んでいます>
〈入浴は週2回で各15分間。夜はパジャマが支給されています。なんとパジャマは“シマウマ模様”です。北海道の熊がシマウマを着ている姿を想像してください>
丸刈りにもなりました。高校生以来、44年振りの坊主頭です。昔と違うのは毛がないことです。食事は独居房で独りぼっちですが、家族・仲間の名前を呼びながら、“私は一人ではない、帰るところがあるんだ”と言い聞かせながら毎日を送っています>
〈月〜金曜日までは30分間、祝休日は午前と午後に各15分間、室内体操ができます。15分駆け足、10分腕立て。腹筋、背筋をそれぞれ100回2〜3セット行い、残りはストレッチに充てている。限られた時間と場所でも工夫し、身体がなまらないように心がけて、この長期戦を乗り切る決意である>
 いやはや、スゴい気力の充実ぶりだ。公選法の規定で、刑期を終えてからも5年間は選挙に立候補できないが、新党大地の代表として引き続き北方領土の2島先行返還に取り組むつもりだという。<<