ロシア大使館に金属弾を送付した男性 脅迫容疑で逮捕

ロシア大使館(東京都港区)に脅迫文と火薬を抜いたライフル銃の金属弾を送り付けたとして、警視庁公安部は14日、横浜市保土ケ谷区西久保町、指定暴力団山口組系組員、小島俊夫容疑者(46)を脅迫容疑で逮捕した。「北方領土奪還のために送った」と容疑を認めているという。
逮捕容疑は「北方領土の日」の2月7日に合わせ、金属弾1個と「貴国が道理を無視し虐げる姿勢に必ず天誅(てんちゅう)が下る」などと記した文書の入った封書をロシア大使館に送りつけ、大使や職員を脅迫したとしている。
公安部によると、小島容疑者は政治団体に所属せずに右翼活動をしていたという。01年2月に環境省が入る合同庁舎に車で突っ込んだり、04年9月に日本共産党本部に侵入してペンキをまいたなどとして、建造物損壊容疑などで逮捕されたことがある。

常習犯。