松山千春の言葉に励まされた人 西日本新聞に投書

歌手の松山千春東日本大震災後にラジオで話した言葉がネットでも話題となっている。そんな彼の言葉に背中を押されて旅行を断行した女性が、心境を西日本新聞朝刊(2011年4月4日付)に投稿している。彼女は行動したことで松山千春の言葉を実感して、今後の日本の復興へ向けてのヒントを得たようだ。
震災発生後間もない頃に松山千春がラジオで伝えた言葉は「知恵がある奴は知恵を出そう。力がある奴は力を出そう。金がある奴は金を出そう。『自分は何にも出せないよ』っていう奴は元気出せよ」というものだ。この言葉はネット上でも多数のブログやツイッターで共有され、それに対して多くのコメントも寄せられている。
西日本新聞の読者投稿欄『こだま』に60代の女性が寄せた内容は、松山千春の言葉から元気をもらった好例ではないだろうか。
震災後に世間では自粛の動きがある中で、彼女は“不謹慎”という言葉も浮かんだが『みんなが打ちひしがれても良い結果は出ないのでは』と思い切って沖縄旅行に出た。その背中を押したのが松山千春の言葉だったのだ。
千春の言葉に励まされて旅を楽しんだ彼女は石垣島など島々を巡り、どこも義援金箱を置いていることを知り、募金したという。
そして彼女は石垣島では震災後の影響もありホテルのキャンセル客が1万人を超えることを知るのだ。島の経済を支える柱は観光による収入でありこの損失は大きなダメージとなる。彼女はそのことで「非被災者が元気で景気回復に取り組むのも支援ではないか」と実感したのだ。
景気回復に限らず、このことは今の日本中のあらゆる場面にあてはまるのではないだろうか。松山千春の言葉は被災地の復興、そして日本の将来を明るいものにする上で大きなヒントだと感じた。
(TechinsightJapan編集部 真紀和泉)

確かに一時期Twitterで出まわってました。